以下は、西枇杷島町制100周年記念事業の一環として愛知工業大学研究室の調査に基づきます。組み立ての手順は、山車の基礎となる輪と心棒から順次上へと組み上げていきます。
山車の4輪とその心棒
山車の土台・基礎となる枠組みのこと
いずれも王義之車の内部、
上は山車の2階部分でここでからくり人形を操る。
山車は大幕・水引きで覆われますが、中はこんな格子になっているんですね。
人を山車の車輪に巻き込まないように輪懸を施しています。
楫方が楫棒を担いで、山車を曳きます。一方、錣格子についてですが、錣(しころ)とは、兜や頭巾などの下部に布や縅などを垂らし後頭部を保護する覆いのことで、建築では板に段をつけて並べたもの「羽板(はいた)、鎧板(よろいいた)」のことを「錣板(しころいた)」ともいいます。山車では大幕を垂らす下側内部を保護する覆いというところでしょうか。
山車毎にデザインが異なっています。それぞれのからくり人形と調和したり、背景などとなっています。下の3山車のものを比べてみて下さい。
上段 組高欄には、架木(ほこぎ)、平桁、通し束、筒束、間束、地覆、端花、虎の尾が施されます。ここで欄間で囲われた中でからくり人形の大将人形などが演じられます。
からくり人形の前人形が演じるところです。
ここでからくり人形の大将人形などが演じられます。
最後に屋根を取り付けて山車が出来上がります。
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☆
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